動かないバイクでも買取に出せる!?不動の原因や高価買取のコツも解説
正常に動かないバイクは買取に出せないと勘違いしている人は意外と多いですが、動かないバイクでも、買取に出して現金化することは可能です。
故障しているバイクでも売れる理由や、査定前に修理に出すべきかなど、気になるポイントもまとめたのでチェックしてみましょう!
そもそもバイクが動かない主な原因は?
1.バッテリーが上がっている
バイクが動かない原因で一番多いのが、バッテリーの上がりです。
セルスイッチを押して、「カチカチ」と音が鳴る場合は、バッテリーが不動の原因とみて良いでしょう。
バイクは電子部品に電気を流すことで走行できるようになるため、バッテリーが正常に動かないのであれば走ることはできません。
バッテリーが上がってからまだ日数が経っていない場合、ジャンピングで復活するケースもあるので、試してみる価値はありますが、長期間放置していたならバッテリーの交換が必要になるでしょう。
バイク用のバッテリーは中国製の物なら2,000円台とかなりの安値で購入できますが、わざわざ買取のために購入する必要はありません。
バイク専門の査定士ならバッテリー上がりであることに気付く他、大幅な減額にはならないのでそれ程心配する必要はないでしょう。
そのままの状態で一度査定してもらって、バッテリーが原因であるか確認してもらってください。
2.プラグかぶりを起こしている
セルモーターは回るのに、エンジンがかからない場合、プラグかぶりが原因である可能性があります。
プラグに汚れや水分が付くことで、電極間に電気が通らなくなると、バイクも動かなくなってしまうのです。
プラグを清掃することによってエンジンがかかる場合もあるので、時間に余裕があればプラグを掃除してみると良いでしょう。
ただし、プラグを綺麗にしてもエンジンがかからない場合、交換する必要があります。
また、プラグかぶりの根本的な原因を突き止めないと、新たなプラグに交換しても再びプラグかぶりを引き起こす恐れがあるので注意です。
最近のバイクはプラグの着脱が簡単ではないため、自身で交換を試みるより、プラグかぶりであることを説明して、そのままの状態で査定を受けるのが有効でしょう。
3.ヒューズが切れている
キーを回してもインジケーターなどが点灯しない、セルも回らない、という場合はヒューズに原因がある可能性が高いです。
バイクのヒューズは、どこかの配線の被膜が劣化している状態でショートやスパークを起こすと切れてしまいます。
ヒューズは一度飛ぶと交換しなければならないので、まずはヒューズボックスを開けてヒューズの状態を確認してみましょう。
エンジン始動時に、バイクを左右に倒した時にエンジンが停止するようなら、むき出しの配線がどこかに垂れ下がっている可能性があるので探してみてください。
ただし、ヒューズ切れの原因となった配線を見つけて修理するのは素人には難しいため、売却予定のバイクなら無理に修理せずに査定に出すのが有効です。
4.エンジンが焼き付いている
エンジン内部にはシリンダーとピストンがあり、上下に動くことで回転運動を発生させており、エンジンオイルが潤滑油としての役目や、油膜によって圧縮漏れを防ぐ役目を担っています。
しかし、この油膜が切れた状態でエンジンをかけていると、金属同士の摩擦によって周囲の温度が上がり、オイルの粘度を下げる他、金属が溶ける程の高熱を発生させてしまうのです。
この熱が起こった現象を焼き付きと言いますが、一度でも起こるとエンジンの調子が非常に悪くなってしまいます。
焼き付きを起こして動かなくなったバイクは他の原因の不動車よりも査定額が下がりやすいため、その点も踏まえて査定を依頼するのが懸命です。
5.キルスイッチの故障
キルスイッチは、スロットルが戻らない際にバイクを停止される役割があり、バイクが事故を起こした際に二次被害を抑えることが可能です。
しかし、このキルスイッチが故障するとバイクのエンジンがかからなくなる他、アイドリングが不安定になります。
もしエンジンが正常に動かないと感じた場合は、キルスイッチの故障も疑ってみましょう。
キルスイッチの故障の主な原因は、接触不良や配線の異常なので、不具合が直らないようならキルスイッチの交換やオーバーホールが必要になります。
動かないバイクでも買取に出して良いの?
不動車でも値段が付くことは多い!
正常に動かないバイクだと買取には出せないと思っている方もいますが、実は不動車でも積極的に買取している業者は多いです。
故障しているバイクでも、修理して再販できそうな物であればしっかりと値段を付けてくれるので、動かないことを理由に買取を諦めてしまうのは非常にもったいないでしょう。
自分では売れないように思えるバイクでも、まずは査定を受けてみるのがオススメです。
バイクが動かなくても、出張査定を利用すれば自宅まで査定士に来てもらえるので、お店まで自分で運ぶ必要はありません。
買取が成立した際も無料で引き上げてもらえるため、動かないバイクを買取に出したい人は、出張査定を上手に利用しましょう。
査定に出すことで処分費用が浮くことも
不動車の中には、修理をしてもバイクとして再販するのが難しい物もあります。
しかし、バイクとして再販できない車両でも、パーツとしての価値があれば値段は付けてもらえるため、想定より高値で買取してもらえるケースも多いのです。
また、バイクを業者に依頼して処分してもらう際には、1~2万円程を処分料として徴収される場合があります。
しかし、バイクの買取業者を利用すれば、たとえ値段が付かなくても無料で処分してもらえることが多いので、処分費を浮かせることが可能です。
不動車を少しでもお得に手放したい方はもちろん、バイクの処分費を節約したい人も、買取サービスを有効活用してみてください。
動かないバイクをなるべく高く売る方法
不動車や事故車の買取が得意な業者に依頼をする
全てのバイクショップが不動車の買取を受け付けているわけではありませんが、再販ルートの多い買取店や、メンテナンスの環境が整っているバイクショップだと、動かないバイクでも買取してくれる傾向があります。
走れないバイクを売る際は、買取業者のHPなどを参考に不動車でも買取OKか事前に確認しておくのがオススメです。
不動車だけでなく、事故車や水没車なども査定してくれる所はあるので、買取に出せるかを自分だけで判断せず、無料査定を受けてみましょう。
今は近場にバイクショップがない人でも、Webから出張査定依頼をすることで簡単にバイクの査定が受けられるようになっています。
不動車の買取が得意な業者を見つけて、自宅まで査定に来てもらいましょう。
一括査定を使って査定額を比較
不動車に限ったことではありませんが、バイクをできるだけ高値で売りたいなら、一括査定を使って複数の業者の査定額を比較するのも有効です。
複数の査定額を比べることで、愛車の買取相場価格が把握できるため、不当な値段で売却してしまう心配もありません。
同じ不動車を売る場合でも、買取業者によって数千~数万円の差が出ることもあるため、できるだけお得に手放したいなら比較は重要です。
また、一社に絞らずに査定を依頼することで、業者同士が競合をして買取価格が上がることもあります。
一括査定は誰でも無料で利用できるので、バイク買取一括査定比較ランキングを参考に、一括査定の利用も検討してみましょう。
査定前に修理に出さない
不具合があるなら、修理してから査定に出した方が高額査定で狙えると思っている方は少なくありませんが、売却予定のバイクを修理に出すのはオススメできません。
バイクの修理にはそれなりのお金がかかるため、たとえ修理に出して修理前より査定額が上がったとしても、修理費で結果的に損をしてしまう可能性が高いのです。
また、修理費を浮かせるために、自身で故障部分の修理を試みるのも控えた方が良いでしょう。
かえって状態を悪化させてしまうと、査定額に影響が出てしまう場合もあります。
たとえ動かなくても値段は付けてもらえるので、修理に出したり、余計な費用や手間をかける前に一度査定士にチェックしてもらうのが最も有効です。